DVDの内容紹介
日本のビデオアートのパイオニアの一人である飯村が、ニューヨークから1969年に東京に戻って初めてビデオ制作した初期のコンセプチュアルなビデオアート集。1960年代初期から始めた実験映画の方法をビデオアートに結合して、知覚における実験を試みた「椅子」(1970)と「まばたき」(1970)。「タイム・トンネル」(1971)は、非常にコンセプチュアルなタイム・トラベルの試みである。
「男と女」(1971)は、男と女の裸の全身を真上から撮影した静止したイメージで見せる。彼らは一人で、あるいは一人が他方の上(下)に重なり、同時にその位置が言葉で記号化される。
「視覚的論理(と非論理)」(1977)は、記号の視覚的論理(と非論理)をパンやズームのカメらの制限された運動と結合して示す。
これらの初期のビデオは、当時、ほとんど他のどのビデオ・アーティストも試みなかった固有な「コンセプチュアル・ビデオ」の大変早い実験を意味する。さらに飯村のビデオアートのその後の発展を解く重要なコレクションでもある。(作品の多くは抜粋されたもの) |