監督:西山正啓/製作:高木隆太郎、山上徹二郎/撮影:大津幸四郎/音楽:小室等/出演:読谷村の人々/ナレーター:伊藤惣一/製作:シグロ
1987年/日本/カラー/本編110分/日本を含む全ての地域で視聴可/NTSC/特典:『沖縄 読谷村─チビリガマ世代を結ぶ平和の像 破壊』(3分)
●沖縄。かつて琉球と呼ばれていた東アジア貿易要衝の地として繁栄した王国。明治期以降は沖縄県として日本に編入され、太平洋戦争では日本国内で唯一の地上戦の場所となった。 この過酷なまでの歴史を背負い続けた沖縄の大きな結節点は、38年たって84人の集団自決が明らかになった読谷村のチビチリガマ(ガマは濠の意)の悲劇である。本作は、その集団自決を強いられたチビチリガマの生存者の証言を、戦後40年を経て始めて収録。また彫刻家の金城実氏を中心にした遺族による「世代をつなぐ平和の像」制作や読谷高校卒業式での日の丸掲揚問題を通して読谷村の<平和の村作り>を追った感動の記録。