DVDの内容紹介
『消しゴム』
監督:寺山修司/撮影:鈴木達夫/音楽:J・A・シーザー/ビデオ・オペレーター:堀池冬樹、村越元/助監督:森崎偏陸/撮影助手:栗田豊通、伊藤昭裕/編集:浅井弘/美粧:蘭妖子/製作:九條映子、小西昭典/出演:藤野節子、若松武、蘭妖子、渡辺直美
1977年/16mm/カラー/20分
●シミのある映画。消しゴムで消すことのできる映画の試み。
『マルドロールの歌』
監督:寺山修司/原作:ロートレアモン「マルドロールの歌」/ビデオ・オペレーター:堀池冬樹/ビデオ制作:小西昭典/助監督:森崎偏陸/照明:磯貝重夫/音楽:鈴木昭男/衣装・メイク:蘭妖子/編集:浅井弘/出演:新高恵子、蘭妖子、矢口桃、大野進、下沢ひろみ、石井千明/リール映画祭国際批評家賞受賞
1962〜69年/16mm/モノクロ/11分
●「マルドロールの歌」を映像に翻訳し直した書物映画。あるいは映像を読む試み。
『一寸法師を記述する試み』
監督:寺山修司/脚本:寺山修司、岸田理生/撮影:鈴木達夫/ビデオ・オペレーター:堀池冬樹/撮影助手:栗田豊通、伊藤昭裕/美粧:蘭妖子/音楽:J・A・シーザー/編集:池田幸子/製作:九條映子、小西昭典/出演:日野利彦、矢口桃、篠崎拘
1977年/16mm/カラー/19分
●スクリーンの中の女優を撫で触ってみたい。一寸法師がイメージを縛りあげる。
『二頭女─影の映画』
監督:寺山修司/撮影:鈴木達夫/音楽:J・A・シーザー/照明:秦野和人/撮影助手:栗田豊通、伊藤昭裕/美粧:蘭妖子/助監督:森崎偏陸/編集:浅井弘/製作:九條映子/美術:田村真一、関井一夫、梶谷彰一、田代敦子/出演:新高恵子、岡部優里、中山考子、サルバドール・タリ、パンチョ目黒/ベナルマデナ映画祭特別賞受賞/ベルリン国際映画祭特別上映
1977年/16mm/カラー/15分
●影が実在と入れ替わる。映画の影というのは影でありながら表情を持っている。
『書見機』
監督:寺山修司/撮影:福元文一/音楽:J・A・シーザー/美術:小竹信節/照明:前田基男/出演:新高恵子、サルバドール・タリ、大野進、矢口桃、日野利彦
1977年/16mm/モノクロ/22分
●読書における目と書物の間の30センチの距離を時間の回路として検証する。
『父』
監督:寺山修司
1977年/16mm・2面マルチ上映/カラー/3分
● 初ビデオ化作品『父』について
『父』は1977年の第2回100フィート・フィルム・フェスティバル(イメージフォーラム主催)に出品された2面マルチ上映作品。初上映以降、永らく上映されておらず消失したと思われていた幻の作品。左画面のみ収録。
特典:『二頭女─影の映画』オーディオコメンタリー
●かなわかのぶひろ(映像作家)が、多くの寺山修司作品の撮影を担当した鈴木達夫(『二頭女』撮影)に、影が実体と別離する映画「二頭女」の撮影技法などを訊く。 |