レッド・ツェッペリン 音の絆

スーパースターの音楽的原点を探ることから、ロックのルーツを解き明かしていくドキュメンタリー第2弾。ブルース史研究の第一人者ポール・オリヴァーを筆頭に、ニッキ・ダグラスら業界人、作家、ミュージシャンを含む多彩なコメンテイターが、ツェッペリンの音楽とその内面、影響されたアーティストなどについて、音楽史的観点、時代的背景、メンバーの人間性、エピソードなどを交え体系的に語る。オリジナル・ブックレット付き。

● ブルース史研究の第一人者ポール・オリヴァーを筆頭に、伝説のレーベル、サンのニッキ・ダグラスら業界人、作家、ミュージシャンを含む多彩なコメンテイターが、ツェッペリンの音楽とその内面、影響されたアーティスト、事物などに焦点を当て、音楽史的観点、時代的背景、メンバーの人間性、エピソードなどを交え、体系的に語るというもの。関連曲がギターで奏でられるなか、チャーリー・パットン、サン・ハウス、ロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、ブッカ・ホワイト、ハウリン・ウルフらブルース・シンガーにまつわる話、エルヴィス・プレスリー、ロニー・ドネガンらにちなんだロックンロールおよびスキッフルの話、そしてロバート・プラントが影響された神話やトールキンの作品、ペイジが凝っていたと言われる黒魔術のアレイスター・クロウリーに絡む話などがじっくり語られています。ギタリストによる、奏法の詳細な解説もうれしいところ。とりあげられたアーティストを中心に、当時の写真・映像・演奏がふんだんに挿入されており、そのなかにはマディの稀少なインタヴュー映像も。さらに、ペイジが影響されたといわれるデイヴィー・グレアムの往時のパフォーマンス、ペンタングルでおなじみのジョン・レンボーンによる実演解説等貴重なシーンもフィーチャー。ツェッペリンの昔日の貴重な写真・映像（音声はありません）も随所に収録されています。ブリティッシュ・ロック史にさんぜんと輝くスーパー・グループ、レッド・ツェッペリンの音の絆を辿り、音楽的魅力をより深く知るとともに、ブルース、フォーク等、ロックのルーツをもとらえる……..そんな本格的な音楽検証作品を、詳細な資料、精細な解説、彼らゆかりの方々による真摯な証言をまとめた特典ブックレットをかたわらにお楽しみください。