DVDの内容紹介
● 「王國」三部作の第二弾。舞台に巨大なプールを建設し、明治・大正の産業革命期の煙の都、オオサカを舞台に、水際で暮らす漂流民の生活を描く。水上に建つバラックの家、主人公タケルが暮らす舟の家など、実際に水を使用することでリアリティあふれる舞台となった。また、この作品で維新派は初の海外公演を果たし、オーストラリア・アデレードに南港と同規模の劇場を建てた。
回転舞台の焼跡オオサカがやがて高層ビルの未来都市に。
● 維新派
1970年結成。関西を拠点とし、現在も主宰・脚本・演出を務める松本雄吉を中心に、一貫してオリジナル作品を上映し続ける。1991年より独自スタイル「ヂャンヂャン☆オペラ」を確立。野外に自らの手で巨大劇場を建設し、各地で公演を行う。
● ストーリー
舟で旅するタケルは偶然に水路に落ちたカナという少女を助け、その姉であるナオと知り合う。ナオとカナが住んでいるのは、水の上に建てられた移民の街。沖縄からの移民である彼らの仲間、マサモリやセントクとも仲良くなったタケルだが、再び太平洋を西に向かう旅に出る。ナオの元にブラジルにいる叔父からの手紙が届く。ナオとカナはブラジルに移民する決意をして。 |