DVDの内容紹介
●『SHIKAKU』という言葉に込められた人間存在を表現した70分の作品を12台のテレビカメラで完全収録!!視覚、死角、四角、刺客、視角・・SHIKAKUの中に迷い込んだ観客の前に、新しい世界が展開する。
●Noism(ダンスカンパニー ノイズム)
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館が、舞踊部門芸術監督に金森穣を迎えたことにより、日本初の劇場専属ダンスカンパニーとして2004年4月設立。次々と発表する作品はそのクリエイティビティの高さにおいて、常に各方面から大きな期待と注目を寄せられている。
2004年6月、初作品『SHIKAKU』を新潟、東京で上演。追加公演を含め、チケットは即日完売。その斬新でアイデアに満ちた作品は、ダンス界のみならず多方面から大きな反響を呼んだ。第2作『black ice』(演出・振付:金森穣)は現代美術作家・高嶺格が美術・映像を担当。作品の構成力のみならず、ダンサーの優れた身体性が高く評価された。2005年2月〜3月には、金森穣が第3回朝日舞台芸術賞・舞台芸術賞、キリンダンスサポートをダブル受賞した作品『ノマディック・プロジェクト』を再演し、絶賛を浴びた。そして、ファーストシーズン最後のプログラムは、日本で活躍する3人の振付家-近藤良平、黒田育世、アレッシオ・シルヴェストリンーを招聘し、3作品を製作・上演した『Triple Bill』。三者三様の身体性を踊りこなすNoismというカンパニーの新たな可能性を存分に見せつけるものとなった。
セカンドシーズンに入ったNoismは、2005年11月、1年ぶりの金森穣の新作『NINA─物質化する生け贄』を新潟で初演し、富山、大阪、札幌、東京、仙台をツアーした。2006年2月、Noismの拠点である新潟市民芸術文化会館・能楽堂という得意な舞台空間での身体表現に挑んだ作品を発表。2006年5月、最新作『sense-datum』は、はじめてスタジオサイズという空間的制約の中で生み出された異色作となった。
サードシーズン題一作目は外部振付家招聘企画第二弾、『TRIPLE VISION.』。海外で活躍する日本人振付家である稲尾芳文(クリスティン・ヒョット・稲尾との共作)、大植真太郎の作品に加え、Noismレパートリーである金森穣振付『black ice』をver.06として再演。日本における世界的ダンスの在り方を見つめる、次なるVISIONを示す作品となった。 |