DVDの内容紹介
●物語詩人の苦悩、奇想天外なイメージ、神話的な世界、そして死と再生。
鏡の中に入っていく詩人は半覚半睡状態に身を置いて、自ら迷路に入り込んでいく。
最初のタイトルは『詩人の生涯』であったように、本作はコクトー映画の原点であり、『オルフェ』や『恐るべき子どもたち』、そして遺作『オルフェの遺言』に繋がるコクトー映画に常に意識される「芸術家は死んで蘇らねばならない」という「フェニクソロジー」(不死鳥術)の表現の始まりだ。
本作に参加した撮影のジョルジュ・ベリナール、ルイ・パージュ、美術のジャン・ドーモンヌなどは後にフランス映画界になくてはならない存在になり、当時マン・レイの恋人であったリー・ミラーは有名なジャーナリスト、写真家として名を残した。 |