●各作品紹介 『ピース・マンダラ Piece Mandala / End War』カラー／サイレント／5分／1966年 『N:O:T:H:I:N:G』カラー／サウンド／36分／1968年 『T,O,U,C,H,I,N,G』カラー／サウンド／12分／1968年
ポール・シャリッツ Paul Shariths
●アメリカを代表する実験映画作家。1965年より映画制作を開始し、一方で現代芸術の運動＜フルクサス＞と繋がりながら、1960年代後半に明滅効果による知覚映画を連作した。映画の構想的特質を自己指示する＜構造映画＞の流れのなかで理論家としても著名。1960年代、アメリカにおこった『構造映画』の代表的な作家の一人として数えられる。『構造映画』は理論家アダムズ・シトニーによって提唱され、映画を構成する諸要素や知覚原理を追及した作品である。作品では物語性を排除し、フィルムの明滅運動や物質性、間欠行為を主要なテーマとして扱われている。1993年に死去。
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