DVDの内容紹介
●人気俳優として映画、テレビで活躍する一方で、演劇ユニット“ET×2”を組む柄本佑・時生兄弟。2014年、ふたりはサミュエル・ベケットによる不条理劇「ゴドーを待ちながら」の公演に挑んだ。2017年、父親の名優・柄本明を演出に迎えて、再び「ゴドーを待ちながら」に挑戦する。その稽古場にドキュメンタリーカメラの名手・山崎裕が立ち会った。カメラは稽古場の親子の一部始終を、舞台の幕が開くまでを追った。演出家と俳優の関係を超え、父から子への芸の伝承の厳しさと暖かさに溢れる“時間の記録”である。
公開に先駆けて開催された「座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」での柄本佑・時生兄弟と山崎裕によるトーク映像(32分)も収録!
柄本明(えもとあきら)●1948年生まれ、東京都出身。1974年、自由劇場に参加し俳優活動を始める。1976年、劇団東京乾電池を結成。座長を務める。1998年、映画「カンゾー先生」(今村昌平監督)にて第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。以降、数々の映画賞を多数受賞する。映画のみならず、舞台やテレビドラマにも多数出演するとともに、舞台の演出も数多く手がけている。2011年には紫綬褒章を受賞。
柄本佑(えもとたすく)●1986年生まれ、東京都出身。2003年公開の映画『美しい夏キリシマ』(黒木和雄監督)で主演デビュー。同作品で第77回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第13回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。2018年に公開した主演映画3作品で第92回キネマ旬報ベスト・テン 主演男優賞、また『きみの鳥はうたえる』(三宅唱監督)で第73回毎日映画コンクール 男優主演賞を受賞。
「一生続けていける作品に出合ったなという手応えみたいなものを、ふたりとも感じた・・」
柄本時生(えもとときお)●1989年生まれ。東京都出身。2003年、映画 Jam Films S『すべり台』(主演/2005年公開)のオーディションに合格し、デビュー。2008年、『俺たちに明日はないッス』で初主演。同年数々の映画で活躍し、第2回松本CINEMAセレクト・アワード 最優秀俳優賞を受賞。舞台、映画、テレビドラマと幅広く活躍している。最新作に『旅の終わり、世界のはじまり』(2019年初夏公開、黒澤清監督)がある。
「自分の中で最高峰、やるんならゴドー、やるんならゴドーでしょ、というのがでかかった」
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