DVDの内容紹介
●抱腹絶倒の介護からすでに4年。
「毎アル」な母・宏子さんの閉じこもり生活に少しずつ変化が!
デイ・サービスに通えるようになり、あんなに嫌がっていた洗髪をし、娘(=関口監督)と一緒に外出もする。しかし、調子が悪い日は、相変わらず一日中ベッドの上ということも。そんな母との生活の中で、「パーソン・センタード・ケア(=認知症の本人を尊重するケア)」という言葉に出合った関口監督は、自ら、認知症介護最先端のイギリスへ飛びます。
認知症の人を中心に考え、その人柄、人生、心理状態を探り、一人ひとりに適切なケアを導き出す「パーソン・センタード・ケア」が教えてくれる、認知症ケアにとって本当に大切なこととはー。
●監督の言葉
今回「毎アル2」をこんなに早く作るなんて、自分自身が一番ビックリしています。
そこには、私が認知症介護において唯一無二であると考えている「パーソン・センタード・ケア(PCC:認知症の本人を尊重するケア)」との出会いがありました。「毎アル2」は、PCC発祥の地、イギリスへ。しかし、このことは、私もカメラの前に立つこととなりました。「えっ、主役は、私だけ!」母にそんな反応を聞きながら「毎アル2」を世に送り出します。どうぞご愛顧のほど!
●コメント
この作品が素晴らしいのは、お母さんの認知症を受け入れているだけではなく、ユーモアたっぷりに対応している様子が描かれていることです。認知症になっても「パーソン・センタード・ケア」を取り入れた介護をすれば、日常生活が可能である事を見事に証明しています。認知症という病気だけが同じで、一人ひとりはそれぞれ違うことや、個人史や性格をしっかりと見ることの大切さが、作品の中では紹介されています。この作品の持つユーモアと謙虚さは、多くの人の心を掴むことでしょう。認知症の人とそのご家族、認知症介護に関わる人、認知症に興味を持っているすべての人に広く見て欲しいと思います。─── ヒューゴ・デ・ウァール博士(精神科医/認知症ケアアカデミー施設長) |