DVDの内容紹介
●脅迫、抗議などを怖れ、上映前から大きな話題を呼び、上映が決まってからも、急遽上映を取りやめる映画館も出た、日本のドキュメンタリー映画でも異例の問題作「靖国」がDVDとして遂に発売!
この作品は、東京・九段下にある「靖国神社」に関る様々な人々を、10年に渡って撮り続けた作品である。
監督は、日本に亡命した老人の晩年を描いた『2H』(1999)などで話題を集めた中国人監督・李纓(リ・イン)。アジアの平和と友好とは何か? アジアの本当の未来とは何なのかを、観る者全ての人に語りかけた渾身の一作!
セル版のみの特典映像として、李纓監督インタビュー、そして国会議員試写会から上映中止、そして劇場公開までを追ったドキュメント映像「もう一つの靖国」を収録。
●東京・九段下にある「靖国神社」に関る様々な人々を、10年に渡って撮り続けたドキュメンタリー。
毎年8月15日の終戦記念日になると、そこは奇妙な祝祭的空間に変貌する。旧日本軍の軍服を着て「天皇陛下万歳」と猛々しく叫ぶ人たち、的外れな主張を並べ立て星条旗を掲げるアメリカ人、境内で催された追悼集会に抗議し参列者に袋叩きにされる若者、日本政府に「勝手に合祀された魂を返せ」と迫る台湾や韓国の遺族たち。
狂乱の様相を呈する靖国神社の10年にわたる記録映像から、アジアでの戦争の記憶が、観るものの胸を焦がすように多くを問いかけながら鮮やかに甦ってくる。
そして知られざる真実がある。靖国神社のご神体は刀であり、昭和8年から敗戦までの12年間、靖国神社の境内において8100振りの日本刀が作られていたのだ。「靖国刀」の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠。その映像を象徴的に構成しながら、映画は「靖国刀」がもたらした意味を次第に明らかにしていく。
※靖国神社のご神体が「刀」であるという考えは、制作会社である有限会社龍影の見解によるものです。
|