『収容所群島』『イワン・デニソーヴィチの一日』でノーベル文学賞に輝くアレクサンドル・ソルジェニーツィン(1918年〜2008年)は、1974年に旧ソ連を追放され1994年に国名がロシア連邦となった祖国に帰国。本作は、ソクーロフとの間で文学・宗教・政治など多岐に渡り対話した貴重な記録である。
脚本・監督:アレクサンドル・ソクーロフ/撮影:アレクサンドル・デクチャリョフ、アレクセイ・フョードロフ/出演:アレクサンドル・ソルジェニーツィン/日本版字幕ロシア語監修:上田洋子 /日本版字幕:川喜多綾子
1998年/178分/2枚組/カラー/ロシア
● 監督のコメント 私は劇映画とドキュメンタリー両方の手法で映画をつくり続けてきました。 どちらを選ぶかは 課題の立て方により決めています。 プロットがあり 登場人物の心の動きで描く場合は 俳優に演じてもらわなければなりません。 しかし実際の生活、人生を描くとするならドキュメンタリーが必要とされます私の“課題”に迫っていただければ幸甚の至りです。───2012年4月、 アレクサンドル・ソクーロフ
【SPECIAL】 ロシアとその周辺のアート映画