大野一雄 ロングインタビュー

●2月香港で「ラ・アルヘンチーナ頌」公演、3月川崎市民美術館と四谷P3で音楽家とコラボレーション、4月は赤レンガ倉庫3号上屋で空前の「御殿、空を飛ぶ」。5月に山中湖キャンプ場で「オオカミ」。6月は名古屋の水谷勇夫個展と東京ドイツ文化センターのマリオン・ゼッテコルン個展のオープニングで踊る。7月はペーター・ブロッツマンのコンサートに乱入。8月は「老いの力」で花柳吉駒さんと共演。少年期を過ごした秋田で公演、ソウル舞踏フェスティバル参加。10月全米ツアー。10都市を巡る14公演。11月は美術批評家日夏露彦氏とレクチャーデモンストレーション。12月は湘南台で「小栗判官照手姫」公演。
1993年86歳の大野一雄は忙しい。合間をぬって自室でテレビ取材。NHKディレクター福井氏のインタビューを受けた。質問に答えているような、いないような、あふれ出る言葉の洪水。映像は証言している。大野一雄の身体の中は伝えたいことがいっぱい。これはその爆発の記録なのだ。
実際の放送では一分程度しか使用されなかった素材の全長版。