●映像
「Antony and the Ohnos」 (2010)
大野慶人がアントニーと共演した伝説的公演「Antony and the Ohnos」から、舞踏とロックのコラボレーション「Her Eyes Are Underneath The Ground, Crying Light, You Are My Sister」とプレスリーの名曲「好きにならずにいられない」を収録。
「土方巽振付三章」 (2011)
1985年土方巽が、死の前年に大野慶人のために振付けた三作品完全版を収録。さらに、土方の振付の言葉を語りながら動く特別編集映像「ヴォイスオーバー」を初公開。
大野慶人インタビュー
少年時代に大野一雄から直々に受けた稽古のこと、土方巽との「禁色」のことなど、舞踏の原点の出来事を証言します。
特典映像「へそと原爆」 (1960)
脚本・監督:細江英公/出演:土方巽、大野慶人
1960年に行われた「ジャズ映画実験室」の一作品として発表された。千葉県大原の浜で陽光の下、撮影された。原爆をテーマとしながら、細江らしい明るさとユーモアが全編にあり、一方で土方による独特の身体表現や犠牲のシンボリックな表現が見られる。舞踏の草創期を活写した貴重なフィルム。
他に、「花と鳥」初演より「ディヴィーヌ抄」、ミュンヘン公演の最後を飾る珠玉の小品「ウサギのダンス」 (2014)、「オンブラ・マイ・フ」「夜と夢」(2013/ブラジル)等を収録。
●新書 舞踏という生き方
12 時間に及ぶインタビューに基づき、デビュー、引退、復活そして現在を焦点に編集。大辻清司、深瀬昌久、ウイリアム・クライン等撮影による、1930年代から今日までの未発表写真を一挙掲載。詳細年譜と舞踏作品、関連人物を解説する註54項目付き。
112頁、日英対訳、図版74点
●大野慶人:
1938年、大野一雄の次男として東京に生まれる。1959年、土方巽による舞踏の最初の作品「禁色」に出演。以後60年代の多くの土方作品に参加。1969年自身のソロ公演を機に舞台活動を退く。1985年大野一雄「死海」でカムバック。現在大野一雄舞踏研究所所長。世界各国で公演、ワークショップを行う。近作に「花と鳥」 (2013)、 レクチャー・パフォーマンス「それはこのようなことだった」(2016)。
●アントニー:
1990年、NYUの実験演劇コースに入学。1992年、JohannaConstantinらとブラックリップスを結成。その後はAntony& the Johnsonsを率いて活動。2000年、UKのレーベル、デュルトロより、デビュー・アルバムを発表。2005年、セカンド・アルバムI AM A Bird Nowが、英国最高の音楽賞、Mercury Prizeを受賞。2009年、大野一雄の写真をジャケットにしたCrying Lightは、欧州ビルボードNo.1を獲得した。
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