DVDの内容紹介
●日本の抽象アニメーション、新世代の旗手、水江未来。その作品はおよそ20カ国、延べ100以上もの映画祭で上映されています。細胞をモチーフとした彼のアニメーションは一枚一枚が高い密度で描き込まれており、そのリズミカルな動きと質量は、観るものを終始圧倒しつづけます。近作では直線的なモチーフを使ったミニマムな抽象表現にも挑戦しており、やはり、高い評価を得ています。ノンナラティブにこだわり続け、驚異的なペースで作品を発表し続ける水江未来は、今、最も世界で注目を集める日本の若手作家のひとりであるといえましょう。
『minamo』2003年/2:23/カラー
水面に流れるインクを、ストローで吹きながら一コマずつ撮影した作品
『TRIP!-TRAP!』2005年/5:00/カラー
混沌とした世界を、異なる映像技法n細かいギミックで見せていく。大学卒業制作。
『LOST UTOPIA』2007年/5:00/カラー
失楽園。アダムとイブの物語を音楽に合わせて細胞で描いた作品。大学院修了製制作。
『DEVOUR DINNER』2008年/10:00/カラー
様々な生物による様々な捕食の場面。生き物は皆。「食べる」「食べられる」の関係の中にある。プロ第一作目。
『Adamski』2008年/3:57/カラー
多摩川の河川敷で一コマずつ撮影したUFOの主観映像。
『JAM』2009年/2:46/カラー
音の種類が増えると生物の種類も増える。音と生物は増え続け、やがて画面は混沌となる。
『METROPOLIS』2009年/4:45/カラー
方眼紙を動画用紙にして「反復」する動きで、都市を脈動する一つの生命体として描いた作品。SICAF2009支援作品。
『PORT OF WORMY』2009年/0:15/カラー
JAA主催INTO ANIMATION 5のオムニバス企画のために制作した15秒の作品。「YOKOHAMA」をテーマにしている。
『BLEND』2010年/1:00/カラー
「TIP!-TRAP!」の時に使用したカットと未使用のカットを再構築
して制作した短い作品。
『PLAYGROUND』2010年/3:50/カラー
子どもの遊びのように生物は無邪気に形を変化させる。バラバラになったり、一つにまとまったり、この遊びは終わらない。
『MODERN』2010年/6:40/カラー
ひたすら変化を続ける直方体。一つの形に留まることなく、目的も無く形を変え続ける。
特典映像:
『FANTASTIC CELL』<Silent Ver.>2003年/6:45/カラー
『INTERVIEW』2010年/12:55/カラー |