DVDの内容紹介
●長編作品『天使』でアート映像の世界を驚愕させたパトリック・ボカノウスキー。
そこに至る映像初作品からデジタル映像による最新作まで、現代のジャン・コクトーと呼ばれる彼の独自世界10作品を収録。
●各作品紹介
『白粉を塗る女』35mm/18分/1972年/仮面の男、白粉を塗る女など幻想的な作品。ボカノウスキーの映像初作品。
『朝の食事』35mm/12分/1974年/部屋の中で暴れる男、不規則な速度で昇る太陽、干草を運ぶ人など、鮮烈なイメージはその後の『天使』に展開される。
『海辺にて』35mm/14分/1991年/海辺の風景が幻想的な風景にメタモルフォーズして表現される。
『湖にて』35mm/6分/1993年/『海辺にて』の湖版。馬で走り去るする人々など、見事な変容ぶりで描かれる。
『炎』35mm/4分/1998年/炎と炎のように変容した人による幻想的な空間。
『オルフェウスの破片』35mm/5年/2002年
『鴨のオレンジソース蒸し』35mm/9分/2002年
『太陽の鼓動』35mm/18分/2008年
『飛翔』HD/4分/2018 年
『不屈』HD/8分/2018年
パトリック・ボカノウスキー Patric Bokanowski
●1943年生まれ。82年に発表した長編映画第1作『天使』でフランスを代表するアヴァンギャルド映画作家として伝説的な存在となる。絵画、写真、光学を学び、72年に最初の短編映画『白粉をぬる女』発表。収録作品以外に『天使』(82)、
『偶然の分け前』(84)などがある。91年に「Y.F.ドローウィング」を発表、画家としても活躍。 |