DVDの内容紹介
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●各作品
『スタディ no.2』2分/サウンド/モノクロ/1930年
『スタディ no.5』3分/サイレント/モノクロ/1930年
『スタディ no.8』4分/サウンド/モノクロ/1931年
『コロラトゥーラ』出演:ジッタ・アルパー/4分/サウンド/カラー/1932年
『Muratti greift EIN』タバコのCM/3分/サウンド/カラー/1934年
『スイス旅行(川や景色)』モノクロ/1934年
『青の構成』4分/サウンド/カラー/1935年/ベニス国際映画祭でグランプリ受賞
『アメリカの行進』3分/サウンド/カラー/1941年
『ピエロ 1』モノクロ/1924~26年
・1920〜30年代、ベルリンでのホームムービーや実験
『正方形の断片』1934年、他、および1930年代のカラーアニメーションテスト、など
・ハリウッドで、1945年から1946年に作られた新たに発見されたアニメーションのテスト
・ロサンゼルス、ワンダーランド公園で1959年から1962年に撮影された8ミリフィルムによるホームムービー抜粋
オスカー・フィッシンガー Oskar Fischinger
●1900年、ドイツ出身の映像作家。
ジョーダン・ベルソン、レン・ライ、ノーマン・マクラレン、ジョン&ジェームズ・ホイットニー兄弟らとともに「抽象映像芸術」や「ビジュアル・ミュージック」の先駆者と言われています。
ミュンヘン、ベルリンで美術と音楽の抽象的な映画作品を制作していたが、ナチスの台頭により1936年にアメリカに亡命、ハリウッドに拠点を移す。
ディズニーの映像作品『ファンタジア』にも短期的に製作参加しますが、大衆映画との折り合いがつかず、製作から離れます。
ハリウッドでは、視覚と音楽による芸術表現をテーマに、数多くの作品を発表しました。
1947年に最後の作品『モーション絵画 no.1』を発表しますが、体調面や資金的な問題から映像研究を断念、晩年は絵画に専念し、70ほどの作品を残しました。
大衆に受け入れられがたい抽象的な作品が多く、ベニス映画祭でグランプリを受賞しながらも、当時は、一般的にはあまり評価されていませんでした。彼の作品は、近年になり評価されてきています。
1967年にアメリカで亡くなりました。 |