DVDの内容紹介
● 「日本で将来の夢はない、ブラジルに帰っても外国人扱いされる......」
そんな日系ブラジル人の子どもたちが静岡県浜松市にはたくさん住んでいる。
彼らは幼い時、デカセギの親と共に日本にやってきた。日本で生まれ育っても、ブラジル国籍のため義務教育が保障されておらず、多くの子どもたちは中卒か、中学も中退して、工場で働いている。
夢があってもそれを叶えるすべを知らず、安定した仕事にもつけない、
しかし彼らは、どんなにつらくても、生き生きとして、底抜けに明るい。
2008年秋、突然、おとずれた不況で仕事を失い、ブラジルに帰ることを余儀なくされる。
そこには、あきらめきれない夢、引きさかれた愛。
そしてもう一つのの故郷でやり直そうという思いがあった......。
●「国にとって移民とは、『滞在したいなら滞在を許してやる旅人』という分類なんだろう。その場所に住めば、そこに愛や絆が生まれる。それが人生だ。ところが、その国の人間じゃないというだけで、その愛や絆が引か裂かれる不条理…
今を懸命に生きている少年少女の瞳は実に輝いて見えた。」───岩井俊二(映画監督)
●「2つの国のはざまに立って、頑張る彼らの姿に胸をうたれました。」───小野リサ(歌手) |