DVDの内容紹介
●アレクサンドル・ソクーロフの“日本三部作”第二作
●奈良県明日香村に暮す老女の穏やかな生活を綴る。強さと優しさが息づく百年の時を経た家。梁を抜ける風、木彫りを照らす灯り、土間の音。生活の細部、質、確かさ---すべてがソクーロフを魅了してやまない。
ロシア人を「彼ら」と呼び、日本人を「我々」と語るソクーロフは、この作品で、愛する日本と日本人の感覚を静かに伝達しようとしている。
●アレクサンドル・ソクーロフ
1951年ロシア・イルクーツク生まれ軍人であった父親の勤務地の関係で、少年時代をトルクメニスン、ポーランド等で過ごす。ゴーリキー大学 、モスクワ国立映画大学を卒業し、レニングラード・ドキュメンタリー映画スタジオ及びレンフィルムで働く、1987年までの作品は当局よりことごとく公開禁止となり、ペレストロイカ後になって初めて公開可能となった。公開されるや世界的に注目を浴びる。現在に至るまで旺盛な製作活動を続け、常に問題作を投げかけている。ドキュメンタリー、劇映画双方を手掛け30余りの作品を発表している。日本にも深い関心を寄せ、「オリエンタル・エレジー」「穏やかな生活」「ドルチェー優しく」の日本三部作を日本で製作した。
主な作品に「マリア」「日陽はしづかに発酵し・・・」「ストーン」「静かな一」「精神の声」「モレク神」などがある。
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