ソクーロフの愛する古都ペテルブルク。その劇場でコンサートが始まる。演奏されるのはモーツァルトの名曲《レクイエム》。人々は集まり、音楽に聴き入る。カメラはひたすら舞台と人々を追う。全編全くセリフのない画面から漂うのは、モーツァルトとソクーロフという天才二人のオ―ラである。
脚本・監督:アレクサンドル・ソクーロフ/音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/演奏:サンクト・ペテルブルク交響楽団/歌:サンクト・ペテルブルク交響楽団付属聖歌隊/指揮:ヴレンティン・ネステーロフ/歌手:エフゲニー・アキーモフ、ゲンナジー・ベズズゥベンコフ、ズラタ・ブリィチェワ、他
2004年/72分/カラー/イタリア、ロシア
DVDの内容紹介
● 監督のコメント 私は劇映画とドキュメンタリー両方の手法で映画をつくり続けてきました。 どちらを選ぶかは 課題の立て方により決めています。 プロットがあり 登場人物の心の動きで描く場合は 俳優に演じてもらわなければなりません。 しかし実際の生活、人生を描くとするならドキュメンタリーが必要とされます私の“課題”に迫っていただければ幸甚の至りです。───2012年4月、 アレクサンドル・ソクーロフ
【SPECIAL】 ロシアとその周辺のアート映画