DVDの内容紹介
●日本人が毎日どこかで口にするエビ。店頭では「天然」と「養殖」と表示されています。
『天然もの』といわれるエビには、海洋資源を根こそぎ穫りつくす大型トロール船による天然と、エンジンもない小さな木の船で自然環境にはほとんど負荷をかけないで穫るエビがあります。でも、市場ではどちらも『天然』です。
『養殖』はというと、水面で羽根車を回し水中に酸素を供給しなければならないほどの数のエビを池に入れ、人工飼料とビタミン剤で育てる集約型。
粗放型は、地形に少し手を加えることによって潮の干満を利用して水を正常に保ち、餌は自然界の有機物だけで育てる養殖方法。どちらも『養殖』として販売されています。
その『養殖エビ』のほとんどは輸入。輸入によってエビが身近な食べ物になったのですが…。しかし、私たちにはエビの育ち方を知る術はありません。
エビは、どんな環境で、どんな方法で、どんな暮らしをしている人びとによって育てられているのでしょうか。インドネシア、中国、スリランカ、タイ、ベトナムのエビ生産現場で調べてみました。 |