DVDの内容紹介
●魚や貝、海藻など、海の恵みは、古くから私たちの食卓を支えてきました。し
かし今、水産資源の枯渇が世界中で懸念されています。魚を食べられなくなる日
がやってくるのでしょうか。
本作品では、資源を奪いつくす大規模な漁業と、それを必要とする流通・消費
の仕組みを分析。資源を利用しながら守っている人びとの取り組みに注目します。
禁漁のルールをつくり、限りある資源を守っているインドネシア・ハルク島の
人びとや、大分・姫島や秋田の漁業者。漁場としてだけではなく、生態系として
も貴重な磯を埋立から守った大分・大入島の人びと。漁業者の所得の均衡を図る
しくみをつくり、地域の経済を豊かにしている北海道・野付。神奈川・小田原で
は乱獲を招かない定置網漁業を取材しました。
海辺の人びとが環境と資源を維持・管理してきた長い慣習が、日本の漁業権制度
に反映されていることも紹介。
海に生きる人びとと、私たちの食卓とのつながりを知り、自然がもたらす恵み
と持続的につきあっていく方法を考えます。
●構成
1)世界と日本のサカナ事情/私たちの食卓と世界の海/サカナが減っている!?/日本の漁業と水産資源
2)慣習が守る海の恵みと漁業権/自然との約束 ハルク島/漁業期節が守る恵み 姫島/ハタハタ全面禁漁 秋田/慣習と漁業権/磯を守った人びと 大入島
3)水産資源を分かち合う方法/地域をつくる水産資源 野付/地域を越えた管理の必要性 消えたブリ 小田原/食卓と海 |