DVDの内容紹介
●東京・銀座の地下にあるたった10席ほどの鮨店・すきやばし次郎の店主・小野二郎。彼の握る鮨は「ミシュランガイド東京」で12年連続、最高の三つ星評価を受け、フランス料理最高シェフの故ジョエル・ロブションや、ヒュー・ジャックマン、ケイティー・ペリーといったハリウッドセレブなど、世界中の食通たちをうならせてきた。そんな彼の作り上げる鮨の味、そして職人としての生き様に魅了されたアメリカ人映画監督デヴィッド・ゲルブは、約3ヶ月にわたり密着取材を敢行。完成した映画は、全米興行収入300万ドルという異例の大ヒットを遂げ、世界30ヶ国以上で上映されるなど、圧倒的な評価を集めた。日本人の私たちが忘れかけた、二郎の仕事に対する誠実な姿勢。親子であり師弟でもある二人の息子を通じて描かれる、偉大なる父への敬意、そして葛藤…。世界が認める名店を支える者たちのプライドと仕事にかける情熱を、温かくもモダンな映像とクラシック音楽の旋律とともに美しく浮かび上がらせてゆく。
小野二郎(おのじろう/「すきやばし次郎」初代店主)●1925年10月27日静岡県天竜市(現・浜松市)生まれ。7歳で地元の料理屋に奉公に出て、その後東京で修業する。1951年にすし職人となり、1965年に独立して、東京・銀座に鮨店「すきやばし次郎」を開く。江戸前鮨の伝統と新しく工夫された美味しい鮨を目指していることが評価され、1994年にはヘラルド・トリビューン・インターナショナル誌で世界のレストラン第6位に選出され、2005年には厚生労働省の「現代の名工」として表彰される。2007年には「ミシュラン東京ガイド」で三つ星に選出され、その後11年連続三つ星を受ける。92歳の現在でも鮨を握り、世界で最も高齢の「三つ星」料理人としてギネス認定も受けている。2011年にはスペイン・バレンシア州政府より「お米を使った優れた料理人」で表彰される。
特典映像●本編未公開シーン、食材の匠たち、すきやばし次郎 鮨ギャラリー、劇場予告編、デヴィッド・ゲルブ監督来日時インタビュー、音声解説(監督、編集) |